洗濯機は必要。〜洗濯機が壊れた日~
朝が早めのパートを終えて帰宅
手を洗うよりも先に回す洗濯機。
1時間後に、玄関を開けた瞬間から左右チャンネルの違うステレオラジオと化す子ども達が帰ってくる。
話に相槌を打たなければ聞いてる?と責められ
質問するとしっかりスルーされながら進めなければいけない怒涛の家仕事も待っている。
万全のコンディションで挑むべく
洗濯機を回している間に全身全霊を込めて行う昼寝は
超絶早起きとパートで疲れた体を回復させる何ものにも代え難い至福の時。
特にあの日は早めに帰宅
普段20分の昼寝が40分に延びたはずだった。
意気揚々と枕をベスポジにセット、ブランケットを頭から足まで被り、端という端を丁寧に体の下へ挟み込み、まるで春巻きになった気分で目を閉じる。
昼寝と言っても許される時間丸ごと眠れる訳じゃない。
眠れるかどうかではなく、春巻きになれるかどうか。(どう足掻いても名言にはならない)
とにかく何も考えないっていうのが大事。
そこから運が良ければ
落ちる
落ちる
落ちる
ゴガガン!ゴガガン!
そんな至福の時を邪魔する音がした。
元々、年季の入った縦型洗濯機。
いつからかキュルキュルル〜!と気合いを入れてから脱水を始めていたけれど
今日は少し様子がおかしい。
ボーッとしながらも丁寧に仕上げた春巻きを解き
未だ ゴガガン!ゴガガン!と、ドテチンよろしく連呼する洗濯機を止めて蓋を開ける。
中を確認すると洗濯槽が斜めドラム式のように傾いていた。
えっ?
縦型洗濯機の中に、斜めドラム式洗濯槽が入っていた。
表現が分からないので2回書いた。書いたとて同じ。むしろ分かりづらい。
とにかく完全に壊れている。
それから、買わずに1ヶ月生活してみた。
というか、せざるを得なかった。
ちなみに私は「はじめ人間ゴン」世代っす(。・ө・。)
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